ストレスとの向き合い方【旅行でメンタルの回復と強化ができる】

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熊野古道

仕事って大変ですよね。どんどん増えていって、減ることはあんまりない。

会社がホワイト企業であれば、仕事量に応じた適切な人員確保を行ってくれます。
しかし、友人から「人が足りてる」という状態を聞いたことがありません。私のこれまでの仕事生活においても「いつでも安心して好きな時に休める」という状況にはありません。「生産性の向上」や「業務効率化」が叫ばれ、顧客からの要望も目まぐるしく変化している今、どの業界で働いていても大変なのではないでしょうか。

忙しいと、心に余裕がなくなってイライラしてしまいます。家に帰ってからも仕事のことを考えてしまう人だと、脳を休ませられない状態、睡眠不足の状態が続き、心身ともに病んでいってしまいます。

自分でコントロールができない場面と日々対峙している中で、心と体の健康を保ち続けるため、自分なりの休み方を見つけて実践することは、現代の人にとって重要な課題であると思います。

休み方にも色々あると思いますが、旅行ブログらしく、私が思う旅行のメリットについて書きます。

目次

旅行をするとポジティブな自分になれる

いつもとは違う土地に行って、生活をする。そのためには、まずどこに行くかを決める必要があります。
ざっくりでも方向を決め、荷物をもって飛行機や新幹線へGO。ワクワクする反面、やはり知らない場所、慣れていない場所に行くのは緊張が伴うものです。

一人旅で得られるもの

私の一人旅デビューは大学時代です。新宿から深夜バスに乗って奈良・京都・大阪に行きました。
初めての旅では夜、京都の四条烏丸で大量にお土産を買って歩いている時に、「私一人なのに、なんでこんなに大量のお土産を買ってるんだろう」って、急に寂しさがこみ上げてきましたね。多分これは繁華街に来てしまったこともあるのでしょう。でも、そうやって感傷に浸ってみた後で、私一人でこんなところに来たぞー、って思いました。

その後、広島(尾道)や和歌山(那智勝浦)にも一人で行きました。尾道に行った頃の私は、大卒後の就活に疲れて心身ボロボロでした。また、那智勝浦に行った頃の私は会社員でしたが、日々の顧客対応に追われ、夢の中でも仕事のことを考えているという最悪な状態でした。突然思い立って有給申請をし、翌日の新幹線の切符を買ったのです。誰にも干渉されたくない、癒されたい場合に、人気の少ない<静かなエリア>に行くことで、心が浄化されたような気持ちになりました。

本州最南端の地
人気のない本州最南端の地
那智勝浦の道端に干されている魚
那智勝浦の道端にて
特急南紀から見える景色
特急南紀からの景色。電車の中からこんな近くに海が見えるなんてすごい!

海外旅行で得られるもの

私自身、海外旅行はまだ一人で行ったことがないので、一人で行ける方、すっごく尊敬します!
海外旅行自体にまだ行ったことがない方は、ぜひ気の合う友人や家族と一緒に行ってみてください。海外旅行は時間もお金もかかるので、現地でどのように過ごしたいかが合う人と行くのが重要です。自分はリゾート地でゆっくりする予定だったのに、相手があちこち観光したいタイプだと、逆にストレスが溜まってしまいます。

・日本がもっと好きになる
・行った国の文化、歴史、昨今のニュースに興味をもつようになる
・自分が思っていた悩みがどうでもよくなる

ざっと帰国後に感じた、海外に行ってよかったことを挙げてみました。
何だかんだでやっぱり日本は安心です。荷物を席に置いてドリンクバーを取りにいけるし(危ないっちゃ危ないですが)、水道水は飲めるし、トイレットペーパーはあるし。

それから、行った国が世界地図上のどこにあるか覚えます。そんなことも知らないの!?というのは置いておいてください。バリ島行くまで、インドネシアがどこにあるかちゃんと認識できていませんでした。でも行ったことで、場所だけではなく、インドネシア語での挨拶、9割がバリヒンドゥー教であることを知りました。また、ガイドさんがとても聡明な方で、インドネシアでの病院事情や、最近王さまが変わったこと、インドネシアと他の国との関わりについてお話してくれました。日本のことも良く知っているんですよね、皇太子さまとか政治家の名前とか。私も勉強しなければと思いました。イスラム圏であるマレーシアにも寄ったので、最近は中東のニュースが気になっています。

そして一番は、自分の抱えている悩みが大したことないことに気がつくということです。
人からどう思われるか、こんなこと言ってしまってよいのか、仕事をしていると空気を読まなければいけない気がしてしまうのですが、海外にいたら自分の思っていることは伝えないとピンチになることがあります。よく分からないからって「Yes」と言ったら、空港で別室行き、入国できないこともあり得ます。入国できずに強制送還されるならまだしも、命に関わるような危険な状況に巻き込まれないよう、海外では日本にいる時よりも防犯意識を持ちます。大袈裟かもしれませんが、生きるか死ぬかのことを考えたら、本質ではない細かいことはどうでもよくなります。あとは、海外旅行中は大抵のことは予定通りにいかないので(飛行機が遅れる、お湯が出ない等)、今日1日生きていたらOKって思考になります。

実験結果から出ている旅行のメリット

心理学部教授の小口孝司先生が、専門家の観点で、旅行についてポジティブな発言をされておりました。というのも、実験結果によって、旅行によりコルチゾールというストレスホルモンが低くなることが分かったそうです。

1泊2日という短期間でも、旅行したグループと、いつも通りの週末を過ごしたグループでは、旅行に行ったグループのほうがコルチゾールが低かったというので驚きます。

・メンタルヘルスツーリズム:旅の体験によって精神的健康を維持・回復する
・ポジティブツーリズム:旅の体験によって個人の幸福感、能力、創造性などを向上させる

メンタルヘルスツーリズムは、旅によって精神を癒すことを指しているそう。また、ポジティブツーリズムは、旅によってクリエイティビティを高めて、困難な状況にも負けないストレス耐性をもつことができることを指しています。私の個人的な体験としてもポジティブな自分でいられることを感じていること、また、バリ島旅行をきっかけにこのブログを始めたので、まさに、です!

おわりに

ストレスがかかりやすい現代社会において、自分を癒す一つの方法として旅行のメリットを紹介しました。

普段、都市部にいる方は、休みには自然豊かな田舎、人気の少ない静かな場所に行くと、精神的に回復するかもしれません。逆に普段はあまり人と交流していない方は、休みの日は都市部に出て、人とコミュニケーションを取ると、新たな発見やひらめきが浮かぶかも。いつもとは違う環境に身を置くことで、これまでの悩みや不安を解消し、新たな興味・関心に気づいたら、毎日がより楽しくなりますよね。

まだ行ったことがないところで行ってみたいところがある方は、ちょっぴり情報収集をして出かけてみませんか?

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